アナウンサーってどんな仕事?仕事内容や人物像などについても紹介!
テレビやラジオなどで正確に情報を伝えたり、番組の司会を行ったり、さまざまな仕事をこなしているアナウンサー。
とくに、番組を明るく華やかに彩ってくれる女性アナウンサーは、子どもにとっては憧れの存在に映るかもしれません。
ここでは、アナウンサーという職業の仕事内容やなり方などについてまとめました。もし子どもが「アナウンサーになりたい!」と憧れているなら、ぜひ参考にしてください。
アナウンサーってどんな仕事?
テレビやラジオなどは、たくさんの人がさまざまな情報を得られる媒体です。その影響力はたいへん大きいことから、情報を伝えるアナウンサーは、正確さやわかりやすさなどが求められる非常に責任の重い仕事だと言えるでしょう。
アナウンサーの仕事と一言でいっても、さまざまなものがあります。
具体的な仕事内容は、以下の5つでしょう。
原稿のチェックと読み上げをする
アナウンサーはニュース原稿を読み上げ、正確に情報を伝えることがメインです。しかし、ただ読むだけではアナウンサーとは言えません。
言葉の発音や区切り方などを意識しながら、視聴者にしっかりと伝わるように読み上げます。また、スムーズに読み進められるよう、前もって原稿のチェックをしておくことも大切な仕事です。
なお、読み上げについてはAIアナウンサーに取って代わられるのではないかという懸念がありますが、そうではありません。
明るいニュースや残念なニュースなど、ニュース一つひとつに感情を込めながら読めるのは、人間のアナウンサーならでは。したがって、早朝や夜中の時間帯のニュース読みをAIアナウンサーに任せることで、アナウンサーの労働負担の軽減や効率的な仕事が実現できるというわけです。
AIとうまく共存することで、さらにアナウンサーの質が高まることが予想されます。
スポーツの試合などの実況をする
実況は、実際に起きていることを正確に素早く伝える仕事です。
スポーツを例に挙げると、試合の様子を正確かつわかりやすく伝えることに加え、現在のスコアや選手の情報、見どころなどを伝えるのも重要。状況によって伝える情報は変わってくるため、臨機応変に対応するスキルが必要になります。
番組の司会をする
バラエティや情報番組などの司会を担当することもあります。
番組をスムーズに進行するほか、話題を整理し適切なコメントを話す、共演者に話をふるなど、こちらも臨機応変な対応スキルが必要でしょう。
取材をする
記者だけでなく、アナウンサーも取材を行うケースがあります。
話題のスポットや店舗に足を運んで魅力を伝えたり、現場に行って状況を伝えたりなど、視聴者にリアルな情報を届けます。また、著名人やスポーツ選手にインタビューをするために、外国に赴くことも。現地の情報を正確に伝えるスキルが必要です。
ナレーションをする
ナレーションは映像に合わせて言葉を吹き込む仕事です。
自局CMや情報番組、10分ほどのミニ番組などのナレーションなど、ナレーションの仕事はバリエーション豊か。ドキュメント番組のナレーションを担当することもあります。
日本でアナウンサーの仕事をしている人数は?
日本国内のアナウンサーの人数は、具体的な統計が公表されているわけではありませんが、大手のテレビ局やラジオ局だけでも、数百人以上のアナウンサーがいるようです。
たとえば、NHKには約200人以上のアナウンサーがいると見なされています。
フジテレビや日本テレビ、TBSといった民放キー局にも、それぞれ50~100人近くのアナウンサーが所属しています。大まかに見ると、主要なテレビ局だけでも総勢で500人以上のアナウンサーがいると考えてよいでしょう。
参照元:日本のアナウンサー一覧
アナウンサーになるには?
アナウンサーになるには、4年制大学を卒業し、テレビ局・ラジオ局の採用試験を受けるのが一般的な方法です。出身学部については問われることはありませんが、全国ネットワークの中心となる放送局であるキー局は「4年制大学卒業が必須」という条件があるようです。
書類審査を経て、会社で行われる採用試験を受けて合格するとアナウンサーになれますが、一般社員の就職試験とは異なりますので、しっかりと事前に準備しておくことが大切です。
なお、採用試験は、1次面接、2次面接、最終面接と、面接が何度か行われ、会社が欲しい人材を選んでいきます。
アナウンサー養成スクールや講座を開講している放送局もあるので、大学在学中にそこで学び、基礎力を身につけるのもよいでしょう。
こんなあなたはアナウンサーに向いているかも!
テレビやメディアに登場することも多いアナウンサーは、どのような人に向いている仕事なのでしょうか?もし子どもがアナウンサーに憧れているのであれば、ぜひこの項目をチェックしてください。
元気でポジティブな性格である
元気で明るく、基本的にはポジティブな人にアナウンサーは向いています。
視聴者に愛されるアナウンサーでいるためには、視聴者に笑顔を届けられる存在であることも大切な要素。
「アナウンサーになりたい!」という強い意志を持ってポジティブな気持ちを保てる人なら、アナウンサーになってもきっと成功するでしょう。
負けず嫌いである
負けず嫌いな性格である人も、実はアナウンサーに向いている要素のひとつ。
生放送で言葉が出なかったり、情報を間違えて伝えてしまったりと、アナウンサーの仕事に失敗はつきもの。新人の頃は、番組スタッフや先輩アナウンサーに怒られることもあるでしょう。
たとえ落ち込んでも、「次は原稿を間違えずに読めるようにもっとがんばろう!」と思えるくらい負けず嫌いな性格であれば、アナウンサーとしてますます成長していけます。
プレッシャーに強い
プレッシャーに強い人も、アナウンサーに向いていると言えるでしょう。
アナウンサーの仕事は、常に多くの人に見られている仕事です。収録や生放送など絶対に間違えてはいけない現場で、緊張を周りに感じさせずに番組をスムーズに進行しなければいけません。
プレッシャーが非常に大きい仕事であるため、そのプレッシャーに負けず、逆に楽しめるくらいの人であれば、アナウンサーに向いていると言えるでしょう。
アナウンサーになるために今からできること
アナウンサーを目指している小学生にとって、今からできることはたくさんあります。
以下で紹介することを、普段の生活のなかに意識して落としこむことによって、小学生のうちからアナウンサーに必要なスキルを身につけられるでしょう。
総合的な国語力を上げる
小学生のうちから、文章を読んだり書いたり、話したりする機会を積極的に持ち、総合的な国語力の向上を目指しましょう。
アナウンサーには、正確な日本語を話す力が求められます。
たくさん本を読むことで語彙力や読解力を伸ばし、漢字の正しい読み方を覚えられます。また、正しい日本語も学べるでしょう。日記を書くことで表現力を伸ばすことも可能です。
小学生の宿題でよく出される「教科書の音読」を活用するのもよい方法です。ただ淡々と読むのではなく、感情をこめて読む、人に気持ちが伝わるように読むなど、自分がアナウンサーになりきって読んでみるのもよいかもしれませんね。
読書の効果によっては、以下の記事を参考にしてください。
【小学生の冬休みにおすすめ!】読書によって得られる効果を徹底解説 (miraii.jp)
読解力の記事については、以下の記事も参考になりますよ。
子どもの読解力は落ちている?読解力が及ぼす影響とは (miraii.jp)
話すことに慣れておく
家族や友だち、先生などとたくさん会話を交わし、話すことに慣れておきましょう。
アナウンサーは、正確な情報をわかりやすく相手に伝える仕事です。
そのため、どのように話せば相手に正確に伝わるかを意識しながら会話をする機会を、普段から作ってください。
「ハキハキと話す」「気持ちが相手に伝わるように話す」などのポイントをおさえて話すだけでも、十分に練習になるはずです。機会があれば、学校のスピーチコンテストなどに参加してみるのもよいでしょう。
ニュースや時事問題をチェックする習慣をつける
普段からニュースや時事問題をチェックする習慣をつけるのもおすすめ。
アナウンサーの仕事には、原稿をチェックし、ニュースを伝えることも含まれます。そのため、ニュースや時事問題に関心を持ち、日々の出来事を理解する習慣をつけておくとよいでしょう。
ニュースについて家族と話し合ったり、インターネットで調べたりして理解を深めることが可能です。
時事問題については、SDGsについても知っておくとよいですよ。
【SDGs本】子どもと一緒に読むならこれ!おすすめ9選 (miraii.jp)
普段から姿勢や礼儀作法を意識する
普段からよい姿勢を保ち、礼儀作法についても意識するとよいでしょう。
アナウンサーは、視聴者に対して好印象を与える存在でなければいけません。日常生活において、常によい姿勢やマナーを意識し、礼儀正しい行動を身につけることが大切です。
小学生のうちから正しい礼儀作法やマナーを習得しておくことは、将来にも必ず役立ちますよ。
よい姿勢のメリットは、以下の記事を参考にしてください。
小学生の姿勢が悪くなってしまうのはなぜ?よい姿勢のメリットや親子でできる筋力UPの方法もご紹介! (miraii.jp)
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